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第2章
第1章
資料
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新人植木職の心得              資料11

1. 基本的なこと

  第一は、植木職は危険な仕事です。定年まで勤め上げた今、これからの人生を台無しにしないためにも安全第一に心がけることが重要です。

 第二は、植木職は危険な仕事です。一緒に仕事をする仲間との共助・協調が大切です。

  第三は、庭の手入れは奥が深く対象も千差万別です。基本を修得し、センスと庭師の心

  を磨き、どうしたら良い仕事が出来るかを常に考えて取り組む事が大切です。

全てを教える事など不可能です。

 第四は、お客様からお金を頂いて仕事をしているという認識です。

  第五は、植木職としての適性を自分なりに早く見極める事です。夏場等体力が続かない

方、協調性の無い方、定年後は自由に気ままにやりたい方は植木職は相応しい

仕事ではありません。

2. 具体的には

 安全には作業環境を整えるのが大切です。梯子の周りに切り下ろした枝が散乱していては梯子が思うように動かせず怪我の元です。必ず片付けながら作業を進めてださい。また、工具は無くなります。まとめて置くような心掛けが大切です。

 梯子の事故は無理な体勢が原因となることが多いです。特に運動神経が良く身軽な人は特に注意することが必要です。そのため梯子の重心、位置・移動・固定等面倒くさがらずにマメに行うことが大切です。

 お客様と約束した作業時間を守ることが大切です。それには作業手順が最も重要な要素です。新人と経験者では作業能率にも大きな違いがあります。自分に相応しい作業・進め方は、先輩に確認しながら行う事が大切です。

 作業には準備・手入れ作業・清掃等に分けられまた、剪定でも難しいものとそうで無いものとがあります。技術習得には時間がかかります。最初は清掃や枝処理など確り出来るようになることが大切です。 

 最初は基礎技術を身に着け応用力を養う事が大切です。やがて、作業手順・手入れの手順を先輩の仕事を見て覚えることが大切です。

  新人の方は作業を少しでもこなそうとし、休憩になっても作業を続ける傾向があります。そのようなことをしても幾らも作業能率は上がりません。作業にメリハリを付け、改めて自分の役割を認識し、今何をすべきか考えることが重要です。

3. 考え方

 先輩は貴方がたを頼りにしています。作業がうまく行くのも時間内に終わるのも気持ち良く作業を終えるのも先輩は勿論、新人の皆さんによるところ大です。やがて皆さんは先輩になり教える立場になることを忘れてはなりません。

4.   最も大切な事

  過去の履歴は大切な宝です。しかし植木職を志すに当たり過去に捉われてはなりません。自分は素人であることを自覚し、初心に戻り先輩の教えを「素直に受け止める」事が大切で、これが上達の早道です。

 地下足袋での出勤、そしてお金を頂くことの重みを受け止めることが大切です。

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