myweb1009001.jpg
1.四ツ目垣の作成
四ツ目垣は時々希望される方が結構おります。基本中の基本ですので練習してください。
@講習は、巾が1間でしたが長い場合は、中間に親柱より少し低い子柱を建てます。
A垣根が長く胴ブチを継なぐ場合は末口を継ぐ胴ブチの元口に少し差し込みます。
第5章 四ツ目垣・結束方法

2. 結束方法

  植木の結束は状況に応じ様々な方法があります。ここでは主として用いられる男結

び、うの首結びについて説明します。他の方法は建仁寺垣を参考にしてください。

 (1) 男結びの方法

   植木の結束方法として見た目が良く殆どこの方法で結束します。男結びで緩む場

合、裏面を平行にする場合はうの首男結びを用いる方法を使います。

   判りやすくするため太い紐を使って説明します。実際は麻紐を使う場合が多いです

が使用する前に水に浸し柔らかくして使用します。しかしやがて腐ります。

一方ナイロン紐は柔らかいので水に濡らす必要もなく腐らず便利です。

@右裏上に40p程上に出します

A斜め左下に
B裏から右上に先端を左へ
 

C先端を右斜め下に

D裏は相互に引張る形

E先端は裏から右下に

矢印方向締め指で押さえる

F長い方で輪を作る

G先端は輪の上を通す

H先端を根元で回し輪

の裏へ

I先端を輪に通し手前に

 指で確り押さえる

J長い方を強く引く

 輪が無くなる

K先端を引く、再度交互に引き適度の長さに切断、完成

L裏の状態

(2) うの首結び(鵜の首結び)

  男結びは馴れないと緩みます。又、手間がかかります。

うの首結びは手を放しても緩まず非常に有効です。主に伐採した木の束ねる場合や梯子

  の固定など緩むと困る様々な場面で有用です。

@男結びの反対で表から裏に先端を。長さは適宜でこの場合は40p

A先端を斜め上で交差し裏から下に通す

B裏の先端をX部の又の間に入れ矢印のように強く締める

手を放しても緩みません

C両端を1回結びます

適当な所で切断し完了

緩むことは有りません

(3)うの首男結び

 緩めない、裏面を平行にする、前面を男結びのように恰好良くしたい場合に活用する

と良いでしょう。

 

@うの首のX部の又に先端を入れ絞める

これで緩みません

A長い方で輪を作る

B長い方をX部に置き指で押さえ、先端を根元で回し輪の中に

CX部を指で押さえ、長い方を強く引く

D先端も引き、再度交互に引き締めて適当な所で切断。完成

E裏面は平行

myweb1009001.jpg